【概要】
「機動戦士ガンダム」特にいわゆる「ファーストガンダム」のストーリーで展開しますが、登場人物が全て犬、登場するモビルスーツ(人型兵器)は全て郷土玩具に置き換えられています。
登場人物が犬、モビルスーツが郷土玩具というところからもわかるように、シリアスなはずのガンダムの物語を爆笑漫画に改作したような作品になっています。お下品なギャグの連続で進行しますけど、唐沢なをきさん特有の、元作品に対する並々ならぬ愛情が感じられます。ただいたずらにガンダムをハバカバカしく描いたものとは一線を画する内容となっています。と、ちょっと堅苦しく書いてしまいましたけど、本当にバカバカしくて大笑いできます。何かあるとすぐ他人(他犬?)の尻をなめたがる登場人物。なぜなら犬だから(笑)。
・・・といったトーンで延々続くんですけど、そこは天才・唐沢なをきさん。全く退屈させません。とにかく犬である事に対しての徹底さが素晴らしいです。筆者のガンダムに対する愛情同様に、犬の生態に関する徹底的なこだわりもまた笑いを誘います。あまりにくだらないと言えばくだらないんですけど、犬でガンダムを描くというコンセプトを徹頭徹尾やり切っている部分が最高です。
機動戦士ガンダムの劇場版でいうところの、哀・戦士編までのストーリーが「地上編」、それ以降が「宇宙編」として単行本にまとめられています。
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